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第54回 北川裕記

『今、気になっていること』

それは腰です。
1週間くらい前からこのコラムに何を書こうかとあれこれ考えていました。そんな一昨日、私の関心を独り占めする事件が、約2年ぶりに起きました。ぎっくり腰です。

ここでまず説明しないといけません。ひとに話すときには面倒なので「ぎっくり腰になっちゃって」等と言っていますが、私の現在の状態は「変形性脊椎症」というものなのだそうです。正しくは各自でご確認いただきたいのですが、医師の診断を思いっきり単純化するとこうなります。加齢によって変形した脊椎骨を支えようと「骨棘」という出っ張りが発生していて、何かの拍子に背骨を支える廻りの筋肉のバランスが崩れると、この出っ張りが神経を刺激して痛みを感じさせる、とのことでした。

今回の場合、「何かの拍子」は落とした手袋を拾う動作でした。

腰痛は国民病とも言われているようですし、私のまわりでももっと症状の重いひとが何人もいます。外国のユースホステルでシャワーを浴びていて、石鹸を取ろうとかがんだときに「ぎくっ」と来て、這って助けを求めに行ったひととか。そうした例に比べれば、私のはまだ軽い方だと思うのですが、それでもひどい腰痛になるたびに感じるのは、いかに多くの動作に腰が関わっているか、ということです。言い換えれば、腰が痛いとスムーズにできない動作がとても多いことです。昨日は体をまっすぐにして立っていることができませんでしたし、何かに掴まるか、ひざの上に手を置いた姿勢でしか歩けない状態でした。今朝は靴下を履くのに10分かかってしまいました。「月(にくづき)」に「要(かなめ)」で「腰」、なるほどと今更ながら、身をもって実感しています。

「ぎくっ」が来て、現在ほぼまる二日が経過したところです。痛みはかなりやわらいできましたが、昨日の自分の状況がかなりショックだったので、今後は腹筋・背筋運動や姿勢の改善など、腰痛予防に気をつけようと決めました。皆さんもお気をつけて。

2006/01/28

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