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第256回 荻津郁夫

『 ウエンジの2wayダイニングテーブル 』

20年以上使っているダイニングテーブルです。
たまたま知り合いの家具屋さんの倉庫にあったウエンジの一枚板から脚の部分の材料をカットし金物は使わずに接ぎ合わせてもらい、残りの部分を天板にして二つの脚の上においただけです。普段はVの字の断面を立てて腰掛用に高さ72.5cmとしていますが、大勢が集まるときには脚をへの字に置けば高さ28.5cmの座卓になり10人以上で鍋を囲むこともできます。製作時にはワトコオイル拭き取りを5回施し木目を際立たせる仕上げとしています。メンテナンスには食器にも使えるモクロウなどを成分とした天然ワックスをすり込むと細かい傷も目立たなくなり表面が生き返ります。多少の反りも木の味わいですし、十分に100年あるいはそれ以上毎日使い続けられると自信を持って言えるのは無垢板ならではのことだと思います。

2013/09/28

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