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第252回 増田 奏

『 コダワリモナク 』

「こだわりの一品」というテーマなので、アトリエの筆記用具を見渡してみた。
鉛筆、ホルダー鉛筆、色鉛筆、水彩色鉛筆、ボールペン、万年筆、サインペン、
マーカー、水彩用具・・・仕事柄、多種多様かつ多量であるのはやむを得ない。
で、この中から「こだわりの一品」を選ぼうとして迷った。いや、困ったのだ。
もちろん、それぞれに「こだわる」ワケがあるからだ。
で、「んーとっ、そもそも「こだわり」って何?」って所まで戻ってしまった。
で、「こだわり」は3種類に大別できると解ってきた。

こだわりーその1・・・愛着、憶い出、形見、記念、古道具、骨董的価値・・・
こだわりーその2・・・馴染み、使い易さ、形状、デザイン、お洒落です・・・
こだわりーその3・・・簡便、安い、どこでも手に入る、失くしてもいい・・・

上記のその3は、もはや「こだわり」とは言えないかもしれない。
むしろ「こだわらず」あるいは「こだわりもなく」といっていい。
が、とにかく分類のひとつとして、とりあえずは挙げておきたい。
なぜならば、今回紹介する筆記用具がまさにそのものだからです。

『消せるボールペン』です。( PILOT FRIXION BALL )

今や、私があらためて紹介するまでもないほどフツウなモノかもしれませんが、
私はもう3年以上前から使ってます。最初は一見その矛盾する性質を嘲笑して、
「ボールペンが消せたらイミネェー!」って馬鹿にしてました、ゴメンナサイ。
こればっかりは使ってみないと、驚きの利便性と応用範囲に気付きませんよね。
昔なじみの「消しゴム付き鉛筆」と原理はおんなじだけど、消しカスが出ない。
書いては消し、消しては描き、出来上がってから必要あらばコピーすればよい。
下書きしなくてもよくなって、修正液も要らなくって・・・モウ、ハナセナイ。

2013/07/03

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