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第249回 北川裕記

『 L.A.FRIDAY 』

ローリング・ストーンズを初めて聴いたのは、中学2年の夏休みでした。それから40年近く、同じ熱心さではないものの現在まで聴きつづけています。

中学、高校時代よく通ったレコード店は地下街の小さなお店でしたが、輸入盤も扱っていました。そこには正規の外国盤にまじって、いわゆるブートレグも入っていて、正式には発表されていない珍しいライブ音源が聴きたくて、ちょくちょく購入していました。

その後LPからCDに変わり、プリンスやマイルス・デイビスもコレクションに加わるようになりました。ブートレグにも情報誌や最近ではネット上での評価があり、参考にしてきました。

一方で、ここ数年「オフィシャル・ブートレグ」等という名称で、ブートレグとして出回った音源が正式販売される例も出てきました。

そこで「L.A.FRIDAY」です。
ストーンズ75年ライブのブートレグの名盤と評判でしたが、昨年から公式に配信されています。結構いい値段でブートレグを購入した者としては、価格のあまりの安さには複雑な気分ですが。
ただ、内容は抜群です。同じく配信されている73年の「THE BRUSSELS AFFAIR」の方が演奏の凄味、完成度といった点では上のように思いますが、怪しげな雰囲気に魅かれてこちらを聴くことが多いです。

YouTube等で当時のライブ映像を見ることもできます。ミック・ジャガーもキース・リチャーズも、近寄っただけで意味もなく張り倒されそうな迫力があります。初来日以降の物分りの良さそうなストーンズしかご存じでない方は一度聴かれてみてはいかがでしょう。

2013/04/20

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