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第245回 水口裕之

『 1/75スケール 』

こだわりというわけではないのですが、うちの事務所独特となってしまっているものが模型の縮尺。1/75という変わったスケールで模型を作ってい るので、他の事務所から「この模型って何分の一?」と必ず聞かれます。
どうしてこの縮尺に行き着いたかというと大した理由ではないのですが、模型材料として一番使いやすい2ミリ厚のスチレンボードを壁の材料として使 うのにちょうど良かった、という理由からで、1/100だと小さすぎて造りにくく、1/50だと逆に大きすぎて細かいところまで造らないといけな くて、材料費も高く置き場所にも困るというのでその中間にしてみたらちょうど良かったのです。
さらに良かったのが、近いスケールの1/72のドイツ製の模型用の人物フィギュアがそのまま使えますし、車も1/72スケールのものが出回ってい るのでこれもそのまま使えます。このスケールのミニカーはヴィレッジバンガードで売っているのを見つけたのですが今はもう無くて、でもドイツや中 国製のものが存在してネット通販などで入手可能なようです。

CADのおかげで図面の縮尺も自由に選択、変更できるようになって、実施図面などもできるだけA2版とかの用紙一杯に大きく描きたくて1/60だ とか1/40、1/25などの変な縮尺で描いて工務店から苦情が出る(笑)こともあるのですが、手書きの頃と違ってスケールの呪縛から逃れられたことにはすごく自由を感じています。

2013/03/16

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