HOMEコラムINDEX>建築家のコラム
第233回 青木恵美子

『 激動の時代に思う 』

あっという間に2012年を迎えてしまいました。
2011年は激動の年でした。3.11の大震災、世界的経済不況、この20年世に影響を与えた世界の大物の死。本当に激動の年でした。今年はどのような年になるのやら。。。

話は変わりますが、Kodakがアメリカで破産申請を準備中だとか。私達も皆、その場で確認でき、記録として残すために便利なデジカメに切り替わっていますが、フィルムカメラがデジタルカメラに切り替わる歴史の変化の証拠ですね。
その昔、まだ写真がない時代、人物や風景を残すのは絵画であったと思います。画家が肖像画を描いたり、風景を描いたり。それが写真という技術ができると、ビジネスとしての絵画から美術、芸術の絵画だけが残ったのではないでしょうか。写真、フィルムカメラもきっとその域=芸術に移行するのかしら。。。それとも画家が描いていた肖像画から写真へとは全く違うのでしょうか?機械から機械への技術移行は、新しいモノへ全く切り替わって移行するのかもしれません。
しかし、オーディオはどうなのでしょう。一昔前のようにレコードを針のまわるプレーヤーで聞く人はほとんどマニア(我が家にはいるのですが)です。今や形のないモノから音を聞いています。音を純粋に楽しむのでなく、音楽を楽しんでいるのでしょうから。

技術は変化します。変化しない人の営みの中で、変化するモノに対応すること。たった60年弱生きていてこれなのですから。変化するモノに対応する変化しない人の営みを保ち続けること。これは感性を、価値観を伝えることなのでしょうか。。。
また1年ゆっくりと考えてみます。

2012/01/14

>コラムINDEXへ戻る