HOMEコラムINDEX>建築家のコラム
第210回 水口裕之

『 パレードが行く日 』

春の大型連休の真っ最中、毎年5月3日前後の横浜は国際仮装行列(よこはまパレード)の日と決まっているようです。

昼前に山下公園をスタートした色とりどりのパレードの連なりは、赤レンガ倉庫~馬車道を通りすぎ、午後には伊勢佐木町にやってきます。歩道の両脇を固めた見物客でごったがえす伊勢佐木の商店街ですが、うちの事務所はその商店街の3階から間近にパレードを見下ろすことが出来るので、この日ばかりは特等席。
毎年この日は特に打合せとかの予定がなくても一人で事務所にいることが多く、事務所でゆっくり図面を描いたりしながら、パレードが遠くからやってくるのを待っています。

鳴り物入りで現れるマーチングバンドは学生や警察、軍隊までみなとても訓練されています。子供達(+マダム達)のバトンチームやバレエ団、渋い鳶の親方軍団もいれば、崎陽軒やベイスターズなどの有名地元企業に各種団体、市役所、そしてアジア、南米などいろんな国の外国人団体やサンバチーム、ニコニコと大騒ぎしながら通り過ぎる一群はただ眺めているだけで春らしい祝祭ムードを満喫できて、この日がとても横浜っぽくて大好きです。

お祭りを見に"行く"のとはまた違って、横浜の日常の景色の中にパレードが"やって来る"という感覚がいいですよ。

2011/02/12

>コラムINDEXへ戻る