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No.11 『見積り』! 工事金額を把握する

建築家をパートナーにして家を建てる場合、実行工事費は施工業者の『見積り』が出た段階になってはじめて確定します。

1)見積り依頼先を決める
『実施設計』が完了すると、今度はその図面を元に、工務店から見積りをとる段階に入ります。
見積りは、数多くある工務店の中から、実際に工事を請け負ってもらう工務店を決める上でとても大切な行程になります。工務店の技術力や評判などにつき、建築家から十分に意見を聞き見積り依頼先を決定します。
見積りを依頼された工務店は、建築家が作成した実施設計図に基づき、詳細な見積り書を作成し指定の期日までに提出します。

2)見積りではじめて実行工事費が分かる
建築家をパートナーにして家を建てる場合、住宅の実行工事費がハッキリするのはこの見積りの段階に入ってからになります。
それまでにも勿論、建築家は概算工事費を出し、大凡の工事費には目途を付けています。
しかし、工務店自体の協力業者や取引先などによって、あるいは時価的な要素も加わって、工務店によって、細部の内訳見積り価格は異なってきます。
又、その時に仕事を多く抱えている工務店は無理して受注する必要が無いため比較的高額に、逆に仕事が少ない工務店は低額に見積るなど、工務店のかかえている仕事量によっても工事費は変わってくる傾向があります。
この様に、様々な要素が工務店の見積り価格を決めています。

3)特命による見積りと数社による合い見積り
見積りには、『特命』で行う方法と『合い見積り』で行う方法があります。
『特命』というのは、予め信頼出来る一社に絞りその工務店に工事を依頼する事を前提に見積りをとる方法で、建築家が使い慣れている工務店や施主の知り合いの工務店、あるいは他社の持たない特殊技術を持っている工務店に依頼する場合などによく行われます。
設計段階から工務店と打ち合わせが出来ることや技術力が分かっているので、監理もし易く、安定した施工レベルを期待出来る一方、一社からしか見積りをとらないため、他の施工業者との比較が出来ないので、工事金額が妥当かどうかを判断しにくい傾向があります。
一方『合い見積り』とは、工務店を複数選定し、同じ図面を元に一斉に見積りを依頼し、その結果を検討し、一社を選ぶ方法です。
この方法によれば、数社の見積書を比較・検討することが出来、納得し易い形で工務店を選定することが出来ます。この場合、工事費の安さだけでなく、施工能力、見積り内容なども加味して、多少高くても高めの見積りを出した施工業者を選ぶこともあります。
どちらにしても、まずは建築家と十分に話し合い、どの工務店に工事を依頼するかをしっかり検討した上で選定する事が大切です。

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