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No.03 area045で建築家を探す

建築家を探すと云うこと:

自邸の設計者を選ぶことはそのまま人生の「居場所」を決める事に等しいと思います。それは住居の空間には力があって、良い空間は接する人に希望を与える存在と成るからです。また,その選択とは建築家およびその周辺の人たちと生涯の友人となりうる出会いと成るか否かという事でもあります。

住宅設計者の選択にあたり、諸雑誌の情報、建築家のHPの検索、建築家紹介プロデュース業による、などの方法が在ります。
選択には作風、能力、テイストの建て主との一致等が検討の要件になる事ですが、前記しました理由から、人物としてお互いに「馬が合う」ものがあるかどうかと云うことが最も大切な事だと思います。それを実感する事は極めて情緒的な判断で難しい事でありますが何にも増して重要なことだと思われます。
作風も能力もテイストも変わるものです。皆様自身も永い時間のなかで変わっていきます。
それに対して人柄は基本的には変わらないものでしょう。
建築家に「設計」を依頼して住居をつくると云うことと、商品化住宅を求めることとの違いの根本は、設計者という個人との人間関係を土台としての建て主との恊働ものづくりであると云う点です。つくればモノとも人とも一生のつき合いです。
「人生の居場所」を恊働してつくるパートナーを探すのですから,過去の実績というモノを見ることはそれをつくり出している人柄・個性が自分の目指すものづくりに際して気持ちよく行動を共に出来るものか?という点を見極める為になされるべき事だと思います。

建築は正解のない問題解決という仕事です。無限に在るともいえる選択肢からある判断基準によって選択決定する仕事です。同じ事柄が一方からは評価の高い事でも基準の異なるもう一方からは批判されることを沢山孕んでいる仕事です。
たとえば、無垢の木の存在は貴重な自然の要素です。それを良しとする気持ちは誰もが持っています。しかしそれは現代の一般的な住居での空調完備という状態では自然素材に相応しい経年変化を前提とした自然の通風や温湿度条件が整わない場合が多く、無垢なるが故に収縮したり曲がったりします。そうしたものの在り方をどのように評価するかが問題です。自然素材を愛でるにはそれに見合う生活習慣が必要です。その手間を良しとするか悪しきとするか価値観の共有が不可欠です。

このような意味で建築家選びにはインタビューによるお互いの人柄の接触こそが最も重要な事と成ります。
area045にて多様なメンバーの構成を知って下さった皆様には各自のHPをよく研究して頂き上記の主旨から判断して出来るだけ多くの建築家にインタビューをして頂きたいと思います。
建築家は決して敷居の高い存在では在りません。住居づくりの根本を話し合う事を皆歓迎するはずです。最初の話し合いに費用のかかる事も在りません。直接会ってお互いをプレゼンテーションし恊働の場を確認し、自分たち独自のモノの在り方を考え、語り合う事を最も大切にする、これこそがIT万能の時代と成りつつ在る今日に、建築だけに出来る事として重要です。

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